改過遷善7話
2014年05月23日
第7話から感じたこと
「改過遷善」7話日本語付きで視聴した。
韓国語を解せず自分の想像だけでは感じられなかったもの、、、
事件の謎を紐解く、日本の刑事ドラマ的な視点では緻密さに欠けるが
その事件に関わった人間の心理が上手く描かれているのに驚いた。
ヨンアが証人とし出廷した理由、、
パク専務の秘書の不審な行動、発言の理由も
明らかになっている。
昨日の記事で、この裁判は結審し判決は言い渡されたのかと記したが
私なりの言葉の理解を含めての視聴をしてみると
無罪か有罪か、、白か黒かも大切だけれど
もっと違う何かを感じさせるドラマに感じる。
刑事ドラマで1つの事件が解決した満足感とは違うが
でも、それ以上の清々しさ、それに相反する高揚感が気持ちいい。
事の行方
チョン・ヘリョンは殺人を犯していない、、これは事実なのだろう。
では犯人は、、という事になる。
殺された財閥2世パク専務の秘書が関係している事は明らかで、
この人が犯人と言われても驚きはしない。
この言葉を記した張本人は私である(笑)
こういう過去記事を読むと自分の発想の乏しさに情けなくなる。
しかし言葉が理解できないと言うのは、どこに妄想が膨らむか面白くもある。
一時、ヨンアのオッパが秘書で、ヨンアがパク専務の子供を妊娠させられ
秘書が耐えかねて殺したのかと思った。
或は、余りのバカ息子さ加減に堪忍袋の緒が切れて財閥会長が殺した説も
私の中には存在していたし(笑)
だからCCTVの宅急便姿も秘書かと思ったくらいで、、、、はははは(笑)
で、この裁判ですが結審もしていなければ判決も出ていないですね。
チョン・ジゥオン判事のこのようの言葉で、誰もが彼女の無罪が立証されることを確信します。
検察側の証拠では被告人の有罪を立証するのは難しい状況であり、
新たな犯行動機を持った人が現れたのですから、検察は補強操作をして証拠を出すように
、、、公判維持すらできない検察のお粗末さに呆れますが、
この裁判の行方が7話リアル視聴後は気になって仕方なかったのだが
日本語訳の助けを借りて理解すると、真犯人やその他に気になる事がないとは言えないが
刑事ドラマでも、事件解決を目的とするドラマでもないのだから、チョン・ヘリョンの無罪が
立証できた。また、チョン・ヘリョンの無罪を信じたソクジュが「人間になった」事で
よかったと思わせてくれるから不思議だ、、。
人間になったわね、、、おめでとう
【事件につて】
・真犯人の言及はないが、新たな犯行動機を持った人物として
ヨンアの恋人ユン・テヨンが浮上。
ヨンアの妊娠
(ヨンアによればDNA検査をしたわけではないので、誰の子なのか確定は出来ない)
↓
秘書から300万円の提示
(ヨンアによれば、さらに100万円の追加を求めたら対応したと、、、)
↓
秘書が中絶を求める
↓
秘書は手術に同行(確認する目的なんでしょうね)
↓
ヨンアの恋人ユン・テヨンが更なるお金を要求する
↓
秘書側は金額を提示するも支払わなかった
↓
ヨンアの恋人ユン・テヨンは、お金が入ると信じて契約した不動産契約で、
当てにした入金がなかった為に自分が払った契約金まで失い、経済的に苦しい状況になる。
↓
一文無しになり秘書に会いに行った恋人は「それはこっちの知った事ではない」と言われ激怒
「パク専務が出入りする場所を発見した」と直談判しに行った
↓
ヨンアは恋人に1週間以上、連絡が取れない
取りあえずの事件の行方になることを記してみました☆
ヨンアが証人とし出廷した理由
カフェでヨンアがソクジュに会った際に不機嫌になった事は、
言葉が分からなくても伝わった。
そのヨンアが証人として出廷した、、、
合法だからヨンアとの会話を録音するソクジュの姿に、昔のヒールソクジュを感じたり(笑)
でも、そのままでは証人として証言などするはずも無い彼女が出廷した
このシーンでのソクジュの言葉でヨンアは理解出来たのだと思う、、、誰が敵なのかを
ヨンア自身が財閥は意味のないお金は一切払わないところと言っているように
ドラマ内での「財閥」の恐ろしさがヨンアを押しつぶそうとしているのです。
ソクジュはソンファグループを
・ヨンアさんの子供が専務の子供か誰の子か分からない状態で手術を勧める人たち
(専務の子供だった場合に相続権利が発生するので、その可能性は妊娠でも消すという事)
・グループの後継者が死亡した今、チョン・ヘリョンが犯人とされても、疑惑の残る恋人を
無事で生かす人たちではない
こんな風に表現します。
実際、ヨンアも連絡の取れない恋人の行方を思えば心配で仕方ないし、
彼が無事に帰ってこれないと密かに思っているのだと感じる。
ここで、証言しない選択もあるわけだがソクジュは証言の必要性を説くのである。
証言がヨンアさんを守る道になりますから、、と
良くて監禁、最悪の事も考えられるヨンアの恋人であるのだが、彼を助けたいのであれば
恋人ユン・テヨンが非常に疑わしいことを証言し、検察に調べさせ、警察に身柄確保させるのが最良の手段という事である。またヨンア自身も何かのきっかけでソンファグループに消される可能性もあるわけで、その危険性から身を守る最良の手段も全てを証言する事だったのである。
秘書の言い分
秘書が何を守りたいのか、、、そこが重要だったのね(*^^)v
秘書なんだから、ゴヌのように「一生、忠誠」と言ったかはわからないが、、、
きっと誓っていないと思う、この人。
初めはバカ息子を殺した会長を守るためにチョン・ヘリョンを犯人に仕立てたいのかと思った。でも、この秘書、、それ以下、、完全な自己中男だった。
ソンファグループ側は犯人はヨンアの恋人と断定しているだと思う。
そして監禁あるいは、それ以上の事をしているかもしれない。
何故ならば、ソンファグループの後継者が死亡した事件が女性問題のもつれから
相手の女性の恋人に恨まれ殺された事が会長の耳に入るのは秘書的には許されない事であるのだ。パク専務の女性関係その他全般の問題処理をしてきて今の地位を築いた秘書にとっては、自分に任された任務から発した不始末が後継者の殺人に繋がったなど知られれば会社から抹殺されるのは容易に想像できる。
これが早くこの事件を片付けてしまいたい理由だったのだ。
秘書の地位を守る為に殺人犯に仕立てられたチョン・ヘリョンも可愛そうだが、酷い奴だったけれど最後の瞬間の真実を知りたいと思われない殺されたパク専務も可哀相に思えてくる。
2014年05月24日
混乱を整理する
チョン・ヘリョンの裁判で混乱しているのは私だけだと思いますが、
今回は「宅急便の男性」について
CCTVに映り込んだ宅急便の男性、、、
この人が真犯人と思われるヨンアの恋人ユン・テヨン。
で、想像の域ですがソンファグループ側に連れ去られたと思われる。
しかし、秘書も検察でCCTVを見せられて初めて宅急便姿のユン・テヨンに気が付き
犯人はチョン・ヘリョンではなく、ユン・テヨンだと理解した訳で、、、、
そこまではチョン・ヘリョンが犯人と思っていたことになります。
まっ、私も彼女が犯人で「でも殺人はダメでしょう」と記しましたから(笑)
、、、で、混乱!
この秘書、、、どうしてソクジュを呼び出したんでしょうか?
再掲ですが秘書がソクジュに話した事と事の流れは以下の通り
・検察に参考人として呼ばれた(周囲に怨恨関係の人はいないか問われた)
・容疑者は溢れかえるほどいる
・ヨンア(裁判が終わった日に行った高級バーの女の子)は妊娠していた。
・ヨンアの男友達が専務が殺された日に殺害現場の家に来ていた
・その男がCCTVに宅急便の男として映っていたのを確認した。
イ検事にソクジュが「宅急便の男を調べろ」と言う
↓
担当検事に伝わり、調べる
↓
宅急便にお兄さんが検察に呼ばれる
↓
その前に警察の強制捜査で宅急便で働いていると確認。
(この配達のお兄さん、検察では2ヶ月前から働いていると言うけれど、警察の強制捜査では会社の人は1ヶ月と、、、微妙にズレ)
↓
秘書の部下(手下)と言われる人が宅急便や宅急便の配達の人に手を回した模様。配達のお兄さんワイロを貰って帰って行く。(1ヶ月前から働いていると口裏をあわせてもらったと手下は秘書に報告)
↓
秘書は手下に宅急便のお兄さんを暫くどこかに隠すように伝える
要するに宅配便姿のユン・テヨンが真犯人と知った秘書はパク専務の殺人が専務の女性問題を始末する自分の不始末から端を発した事を知り、その事実を隠蔽する為にチョン・ヘリョンを犯人にして、早急に事件を終わらせ自分の身の安全(秘書室長としての地位)を守りたかった。
日本料理屋さんで秘書はソクジュに「事件当日、ヨンアの恋人が来ていた事」「宅急便姿がヨンアの恋人だった」ことを話し「偶然の一致かもしれませんが」とソクジュに振り、ソクジュは「偶然の一致は不可能ではありませんが、高級バーのヨンアと宅配便の配達員の組み合わせが似合わない」と答えています。
結局、「偶然の一致はない」という事の証明にソクジュは使われたという事で、以前に記した生地の通り、ソクジュは、CCTVに映り込んだ宅急便のお兄さんが犯人ではなくて、単に宅急便の配達であるという証拠を確かなものにする、即ち犯人はチョン・ヘリョンだという証拠作りの片棒を担がされたことになります。或は、チョン・ヘリョンが罪を運命だと思って受け入れるしか道がないようにする片棒を担がされた、、、という事でいいのっだと思います。
ここで計算間違いをしたのは秘書で、話しすぎちゃいましたよね。
「事件当日、ヨンアの恋人が来ていた事」を話してはいけなかった気がします。事実、7話で秘書自身が「私の言葉を大きくとらえ過ぎていませんか」と話していますので。でも時すでに遅しであるのです。
では、このお兄さんは何者?
完全に仕立てられた人ということで、、、、宅急便の会社も同罪ですね。
この宅急便の人の存在はCCTVで早い段階に確認されながら、「帽子をかぶっていたので誰なのか判断付かなかった」とソクジュに会った際にイ検事が話していますが、そういう部分がドラマとして作りが甘いと感じたりはする。だから、こんな関係のないお兄さんが宅配便の配達人を演じて事実として通るのだ。日本なら、宅急便の配達の人が何時何分に何処に配達したなどは即座に判明する気がするのです。そのことから考えても会社ぐるみで事件に加担することなど考えられないと思ったりする。この後で呟く予定の8話ではCCTVの故障で実際と8分のずれが生じてくる。「8秒」じゃなくて「8分ですか」と正直耳を疑る。こういった事件の確証に関わる部分が案外と大雑把なんだなぁと感じたりする。