改過遷善9話
2014年06月01日
0からの恋愛②
私が選んで、ソクジュさんが支払ってくれた指輪です
かつての2人に愛はなかった、、、、。
それでも彼女の左手薬指に光る指輪は何を意味しているんだろう。
そうよね、結婚の約束したものね
結婚するほど私を愛していますか?
必要ならば、結婚すれば愛は生まれるだろう、、、、
ジョンソンにとっては、結婚する事がクォン家の孫娘としての地位を守る唯一の方法だったんじゃないかな。そうでなければ「クォン家の役に立つ男」というだけで祖父が気に入ったソクジュと愛のない結婚などしない。それに彼女を見ていると「クォン家の為に」という感情は感じない。
「私が選んで、ソクジュさんが支払ってくれた指輪です」
この言葉から2人が指輪を見に行き、その中でジョンソンが選んだ、、、などの情景は浮かんでこない。ジョンソンは1人で選んだに違いない、、、結婚する相手が隣に居ない状態で。
大切な指輪だからと「これかな」「あっちかな」などの選択は無く、ただ1番高い指輪を選んだとか、、、、そこまで酷い女じゃないかぁ。
2人にとって形式的な指輪であって、愛の証なんてことはなかった。それなのに、今になり指輪に興味を持ち指輪のセンスを褒める男にどんな対応をすればいいんだろう、、、。
まあ、ジョンソンにとって良かったのは、酷い男が記憶を失い「いい人」として自分の前に現れた事だ。この逆ならば、耐えられないなぁ、、、、。
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パク弁護士は、ソクジュの性格を受け入れる奇跡的な女性の上に、バックの財閥にジョンソンの容姿を考えれば「ロトに当たったようだ」とソクジュの結婚を表現します。
確かに、、、、
でも、しつこいけれど自分にメリットのない結婚をソクジュがするとは思えないんだあ。それもクォン会長の息子の無能ぶりは裁判を通して知っているわけで、、、ソクジュは、愛も無ければ、メリットもない結婚をずるほど枯れた人間でもない。
ベバのマエストロを見ていると「あなたには「愛」が必要よ」と思わせるが、記憶喪失前のヒールソクジュは「このまま1人で生きた方がいいんじゃないかしら」と感じる。「愛」が入り込む余地もないほど、冷酷が似合う男も稀である。
そして、そんな男との結婚を受け入れるジョンソンも稀な女であり、凄いチャレンジャーだと思う。
0からの恋愛③
愛はあったのだろうか、、、、
「この人がフィアンセです」と見た事もない女性が現れたら「私は、ジョンソンさんを愛していましたか?」と聞くのか、、、、。記憶が何もないのだから、確かめるのが普通のような気もするがどうなのだろう。しかし、写真1枚無いフィアンセの存在が普通ではないと感じる今のソクジュの感覚は至って普通であると思う。
燃える愛は無くても、特別な感情や信頼感はあったのでしょう。
だからジョンソンさんとの結婚を考えたのだろうから、、、、
「この人がフィアンセです」と言われた相手に「燃える愛はなかった」と既に感じている2人の距離感って何だったのでしょうね。いや~私ならば耐えられない(笑)
ソクジュさんが私と結婚するほどの感情はあったのだと思います。
あったのだと思う、、、?
お互いに愛を確かめ合う事も必要ない2人だったのですね、、、、
「そっか、、、そういう打算的な結婚か」で終わりそうなシーンを、過去の事をオブラートに包もうとするジョンソンの言葉が響く
ソクジュさんの心までは正確に知ることは出来ませんから
ジョンソン、嘘は言っていないと思う。まあ正確には、「ソクジュさんの心を正確に知る必要がなかったから」かな(笑)。このあやふやな答えをソクジュに丸投げして、このままの関係を続け様子を見ようとするジョンソンの気持ち、、、分かるような気がする。
あなたに愛の確信を与えられなかったという事ですね
もっと努力します
どこまでピュアで穢れを知らない男なんでしょう、、、。
今までのヒールソクジュがどす黒いイメージならば、今のソクジュはキラキラが加わった純白よね。
眩しすぎるーーーー
ソクジュも見たことない女性がフィアンセで驚くけれど、ジョンソンも理解不能に違いない。
かつてソクジュがプロポーズした際に彼女はこんな事を問う。
結婚するほど私を愛していますか?
必要ならば、結婚すれば愛は生まれるだろう、、、、
愛に満ちた瞬間でなければならない時に「必要ならば、結婚すれば愛は生まれるだろう」と
言う男が、「あなたに愛の確信を与えられなかったという事ですね。もっと努力します。」と
言ったら固まるしかない。
あなたを愛します。そして、愛を感じてもらえるように努力するって、、、、
どの顔下げて言うんだろうと(笑) あーーーTOPフォトの表情で言うのですがね( ^^) _U~~
これ、記憶が戻った後にソクジュは大混乱するんじゃないかしら、、。
そこには既に本物の愛が生まれていたとか、、、、どうだろうか。
ジユンへの呟き、、訂正編
「ジユンへの呟き」と題して記事を書いたが、やっぱり「こんなはずが」の部分が発生!
少々、まずは訂正してみようと思う。
これは日本語付きで詳細を確認しないと「こんなはずじゃ、、」になりそうなテーマでありますが、少しだけ分からないなりに理解した感想を、、、、
ジユンの態度が凍り付き、被疑者の少年を疑い始めたのは公判中の彼の行動、、多分、手の動きを見た瞬間でしょう。この少年が登場するたびに手がクローズアップされる事が何度も有りましたが、ここに繋がっていたのですね。具体的なことは私も理解していませんが、父が殺したとされた母親も実は少年の手によるものだったという、、そういう展開ではないでしょうか。
・・はい、そういう展開のようです。
この世に夫が殺してもいない妻を「自分が殺した」と自白しますか?
ジユンのこの言葉がポイントでしたね。
ソクジュの言葉を借りれば「父親が誰かを守りたいと思ったら、出来る行動だ」
父親は母親を殺害した息子を守るために嘘の自白をして息子を守った、、、そして、その息子に殺された。
、、、「でも事実は検証されていないのだから、もしかしたら少年かもしれないし、父親かもしれない」ソクジュの言葉が弁護士としての正しい見方なのだと思う。
母親殺しの容疑で父親が逮捕連行された直後に彼は「にやっ」と笑みを浮かべていました、、、こういう事だったのですね。
・・この「にやっ」の心情は理解したくないのが正直なところかもしれない。
でも、この「にやっ」が母親殺害に繋がっていたのは分かった、、、。
少年は父親は殺害したのですよね、、
・・はい、そうです。
今回の少年の尊属殺人事件に於ける国民参加裁判は、既に少年が公訴事実を認めている(父親を殺害した事を認めている)為に、少年の量刑のみである。
ジユンは、少年の家庭環境、特に家庭内暴力を振るう父親が母親を殺すような不幸な環境で育ったという点を情状酌量のポイントとして弁護したのではないでしょうか。
・・はい、そうです。
彼女の最終陳述(ドラマでは資格云々で嘆願書を読む形式)を引用する
被告人の母は2年前に肋骨骨折及び臓器破裂で死亡したが、その事件で父が逮捕され、被告人の母を殺害した旨自白した。しかし、証拠不十分で父が保釈されてから、被告人の家庭で暴力の音が聞こえ始めたと言う。
父が母を殺したかは私(ジユン)はわからないが、ここに居る被告人イ・ジョンスは父が母を殺害したと信じたのでしょう。
この世に夫が殺してもいない妻を「自分が殺した」と自白しますか?
父親はアリバイがありながらも、あえて告白する他の理由があったのでしょうか?
少年は父親を殺したならば、尊属殺人で無期懲役になるでしょう。
しかし、継続的な暴力で母親が死に、自分も同じ目にあうと思っていたならば、その人は父親ではなく、ただ逃れたい対象であります。
それなのに、母親をも殺したのが少年だったとは居た堪れない、、、
・・ここが違うんだな、、、と今の感想である。
少年の弁護人であるジユンが「母親殺害は少年」を居た堪れないは少し違うな、、、と。
人間として「居た堪れない」と言う感情があったとしても、弁護士として「居た堪れない」は違うと思うのだ。
確かに少年は真実を話していないのかもしれない。でも、そこで少年を非難する事も違うような気がする。それは、検察、警察の仕事で弁護士の領域ではない。弁護士として、先入観を持って少年と事件に向かい合った事が不甲斐ないなら私は理解できるのだが、、、。
ジユンは、この事件の弁護に彼女なりの精一杯の力を注いだのは誰もが認めるところだ。
ただ、私はジユンに厳しいのかなぁーーー。
彼女のような「正義」を持つ人間は、弁護士ではなく検察官になるべきだったんじゃないかと思うのだ。
、、この気持ちは、今も変わらない。
今回、ジユンの気持ちは複雑であるだろうが、本人が語っていないのだから詳細は分からない。しかし、彼女が少年のが母親を殺害した事実に狼狽したのであるならば、ソクジュも「疑惑を感じ、その人の反抗を暴いて依頼人の不法行為を司法に話す?それは弁護士ではない、検事のすることだ」と言っているのと全く同感だ。
このドラマはジユンの弁護士としての成長のドラマであって欲しいと願う、、、。
今のままでは、彼女の正義は「罪を裁く」ことになってしまうような気がする。刑事事件に於ける弁護士は、「被疑者を守る」事が仕事だと思うのだが、どうだろうか。
大体、弁護士は事実に基づいて被告の立場から最大限の弁護をするのが仕事なわけで、黒と確認された部分は認めながら、グレー部分は白というスタンスで弁護をします、、、。当然、白の部分は白でいいが白と思って弁護したら実は黒でした、、、って、先日から話題の日本の事件みたい(笑)
でも、ジユンの被告の嘘を見抜けなかった事は屈辱であり、悔しさは想像を絶するものなのでしょう。
でも、そうなのだけれど、、、、の気持ちが残る管理人です。これは日本語付きを視聴し理解してからの呟きとしたいと思います。
、、「被告の嘘」そこに気が付かないジユンの力不足は事実だが、その不甲斐なさに対する悔しさは明日への糧になる。
韓国随一の法律事務所で、少年の母親殺人に気を留めた人がソクジュだけって、どうなのだろうか、、、。
大体、裁判でも国民から選ばれた陪審員に「少年の身長と体重」を問われ、裁判官に「父親は52歳で足が不自由だった。少年の身体的状態から考えて、一方的に父親から虐待を受けていたというのはどうか?」と指摘されます。少し考えれば分かる事じゃないかな、、、と思うのだが。勿論、その事実を立証は出来ない。でも、その可能性を理解できていたら、弁護をしないという選択を選ぶことも出来たのだから、先入観で突っ走ったジユンの情熱が残念である。
2014年06月02日
導く努力
9話は盛り沢山の内容だが、この専属殺人事件裁判は結構見応えがある、、、。
まずは、ジユン、、、、
元々、「正義」の旗を振るヒロインなわけだが、この専属殺人事件にどうして拘ったのか、、、。そして突っ走ったのかJewel的に考えてみたい。
【専属殺人事件にどうして拘ったのか】
「疎外された人の弁護士になりたい」というジユンの高い志が拘らせたと思いたいが、ソクジュがプロボノケースとして担当を断った事も関係していると思う。本人は意識していないだろうが、突然現れたソクジュの婚約者の存在がジユンの心の奥底に錘を付けた可能性も否定できない。
また、チョン・ヘリョン裁判後にチョン・ジウォンに出会うのだが、その際にジユンの言った「実力のない正義感は、不平不満にすぎない」と言う言葉が興味深い。ここは、あくまでも想像だけれど、例えばチョン・ヘリョン事件の担当を懇願した事が不平不満ではない事を専属殺人事件で実証したい気持ちも少しはあった気がする。
でも、やっぱり恵まれない環境で育った少年を助けたいという一心だったのでしょう、、、。
1番正解なのは、ドラマだから、、、こんな答えのような気がする。
*「疎外された人の弁護士になりたい」は少年の家庭環境を調査する際に会話に出てきます。
【どうして突っ走ったか】
インターンとしては優秀なわけで、全てのタイミングが合っちゃったと言う感じかな。
少年の状況調査をしてきたのもジユンだし、情状酌量の余地もある、、、「疎外された人を助けたい」想いは、プロボノケースとしてソクジュが担当することを進言する。って、インターンが「担当はキム・ソクジュ弁護士です」って、エース弁護士を指名するって、どうなのよと思うのだが、そのソクジュが「こんな敏感すぎる事件は出来ない」と断った事から「そういう人なのよ」と考え、ソクジュへの反骨心が表に立ったとしたら、、、、何とも言えない。
でも、ジユンの情熱的な正義は彼女の長所であるのは事実で、その彼女のいい面を上手く伸ばすサポートが彼女にはまだ必要なのだと思う。上手くサポートすれば大きな花咲かせる可能性のあるインターンなのだから少し残念ではある。
では、ソクジュの専属殺人事件のかかわり方
【どうして担当しなかったか】
資料を読んだ当初から、「こんな敏感な事件を担当できない」とソクジュは話しています。プラボノケースだから担当できないと言ったのではなく、少年に疑念を抱く事実がある以上、被疑者である少年との信頼関係が保てないから担当しなかったのだと思う。
しかし、以前のソクジュは財閥2世のパク専務に対してはチョン・ヘリョンが拒否したかどうかを「事実を言えよ、嫌だと言ったか?」初めに確かめ、暴行の事実を知った上で無実を主張する財閥2世を弁護する人間でした。
その時のシーンを振り返る、、、
俺に嘘をついてはダメだ、、助けてやれない
嘘をついたら陳述の一貫性がなくなり、判事たちは見逃さないから
かつてのソクジュに仕事を請け負う基準と依頼者との信頼関係について聞いてみたい心境になるが、私自身が混乱から抜けられなくなりそうなので、止めておこうと思う。
【どうしてジユンを止めなかったか】
裁判後に事件の真実かもしれない部分に気が付いたジユンは、初めから気が付いていたソクジュにこう言います。
私は何ってことをしたのですか
言ってくれればよかったのに、、、
私も初めはそう思った。でも、ここはソクジュの為にも大きな声で叫んでおくが、ソクジュは明確な説明はしていないが、ジユンに担当できない理由を問われた際に丁寧に彼女を導こうとしていた。このドラマでは難しい部分のガイド役のように視聴者にヒントになる台詞を言っている人が必ずいるのだが、この専属殺人についてはソクジュがその任を担っている。
ジユン:断った理由を知りたい
ソクジュ:では、なぜ、あえて父を殺した子供の弁護をするのか聞きたい。
ジユン:父親を殺すのは非人間的行為ですが、その子がこうなるしかなかった社会的責任もあると思います。知的障害の母親のもとでまともに教育も受けられなかった少年です。
母親は暴力にあい、父親に殺害された環境で育ったのです。
ソクジュ:父親に殺害の疑いはあったが、無罪で釈放されたが、、、
1審は有罪 2審では無罪確定だ。
専属殺人事件はパク専務がチョン・ヘリョンに殺害されたと言われた事件と何が違うんだ
ジユン:この事件の父親は殺害の自白をしました。
ソクジュ:チョン・ヘリョンも自白したな、、、
ジユン:検察の量刑取引のチョン・ヘリョンの自白とは違います。
この世に夫が殺してもいない妻を「自分が殺した」と自白しますか?
ソクジュ:お前は、父親が母親を殺したと信じているのか、、、、、
無罪判決は信じないんだな
ジユン:他の人は知りませんが、息子は、そう思っていると思う。
母を殺した父が法律で処罰されず帰って来たと、、、
ソクジュ:大変だな
個人的には、このシーンの「俺に頼むなよ」と言うシーンと、「大変だな」と言い捨てるシーンが記憶喪失前のヒ-ルソクジュを彷彿とさせてツボです(笑)
このシーンですが、正義の情熱が溢れてソクジュの言葉を聞くことが出来なかったジユンの若さなんだな、、と。特に弁護士は物事を先入観で進む危険さを痛感する。ジユンは父親の無罪信じていませんものね、、、。「疑う事」から始めるのか、「信じる事」から始めるのか、、、でも、信頼関係があっての依頼人と弁護士なわけで「信じる」努力から始まるべきではないだろうか。しかし、難しい、、、、
この後も、ソクジュは専属殺人の資料を見て、「食事をしないという奴に、食事をしろとスプーンを持って追いかけるわけにもいかない」言うのですが、もうやる気満々で走り出し、聞く耳を持たないジユンを止められない、、、、という事だと理解してみた。
ジユンのプロフィール
今更ながら、ジユンのプロフィール、、、、
9話でジユンの父親が登場した事から、再度ヨンウ代表がジユンにソクジュのフォローを
頼める人物か身辺調査した際の映像を視聴しました。
何が伏線か分からないですので、、、、参考までに記しておきます。
・スンビ食品の営業として2年働き 法科大学に進む
・父親がキムソクジュ弁護士の働きにより買収された会社で、現在も座り込み中の会社の
労働組合の幹部
・祖父がスパイ団事件で有罪判決をうけ獄中生活で亡くなる
・祖父の件で家族が職にもつけず苦労するが、その後の真実追求集団訴訟で勝訴し、2億3千万(単位は不明だけどウォンじゃないかな)の補償金をもらい、そのお金で法科大学に通ったと思われる