改過遷善12話

2014年06月12日

12話、、注目ポイント



さて、12話の展開を想像する時間が無い、、、、
ですので予告編から☆

12話予告編でジョンソンが裁判に臨んだ時の姿で歩いてきます。
保釈された、、、という事でしょうか


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で、彼女の先には


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ハラボジがいて、その向こうにソクジュ、、、、
あら、、、仮病で入院していたのじゃなかったかしら、クォン会長。
そして、孫娘を見捨てるつもりだったのに「良かった」と言って、涙を流すかも、、、


まっ、問題はジョンソンかな。
彼女は、この時にどんな態度をとるのか興味深い、、、。
ソクジュの胸に飛び込み「有難う」なんて言いそうな女性じゃないしなぁ。
でも、ハラボジや叔父さん達の声を振り払い、ソクジュの前に堂々と立ってほしい。


私的、注目ポイントでした☆








cookpine at 20:22|Permalink

2014年06月13日

12話への個人的考え(追記)



12話を視聴して、、、、言葉は分からずとも、面白いことには変わりない。
チャ・ヨンウ法律事務所を辞め、自分の道を自らの力で歩み始めたソクジュの姿に、
多くの視聴者が輝かしく感じ、「頑張れ」と背中を押したと思う。


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11話ラストの光り輝く新たな道を連想させるシーン、、、、
そのシーンはチャ・ヨンウ法律事務所の自室から出て、同僚に別れを告げ
その歩みは、ビル1階から外にまで続く約2分間。
以前にも記憶喪失後のソクジュを表すシーンとして、事務所内から外への
約3分にも渡るシーンがあった。その際は、韓国記事でも難しいソクジュの心情表現を
キム・ミョンミンを信頼して任せたとの記事を読んだ記憶がある。
この11話、また12話でも組み込まれていましたが、新しいソクジュを感じさせる姿を
全ての人の信頼に基づいて演じたキム・ミョンミンを私のように多くのファンとは違って
一歩引いた形での見守る事を選んだ者でも、彼の存在を誇らしく感じるシーンだった。

そして、今回12話、、、


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ソクジュが(また、、)別人の表情になっていますね、、、。
この運転シーンも、結構長いシーンで、、、、、
でも、最後に頭痛に襲われ、車を停止させました。
そんなシーンで多くの方が「ちょっと、、、」と思われた事でしょう。

頭痛が実は大きな病気の症状で、今まで自分がした事への代償として
神様が与えた試練とかは、絶対に止めて欲しい、、、。
「改過遷善」は張った伏線は無駄にはしない、、、そんな作品なのだから
ここで9話でジョンソンが言った言葉を、自分を励ます意味でも記しておこうと思う。

運転は危険ですから、しないでおいてください
記憶喪失の人は運転しない方がいいそうです。
、、、予期しない刺激で頭痛に襲われるのだそうですね、


このジョンソンの言葉を信じてみようと思う、、、。
まっ、でも初めから申していますが私の中ではソクジュの記憶が戻り、全てが繋がり
初めて彼の改過遷善のような気がするので、、、記憶が戻る予兆と思いたい。
まっ、今までも何度も頭痛に襲われていましたからね、、、


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閉塞感から脱し、こんな表情になるのだと思いながら視聴していると
カメラワークが車内に変わり、荷物をポンポン~と。
別れを告げる、、、感謝を込めてかな
その一方で、チャ・ヨンウ法律事務所では片付けが早っ


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げっ、、そのキラキラも捨てちゃうの~
いや、、、派手だわ!
こんな風に着々と片付けられるソクジュの部屋です。
その中でも部屋入口上部の「弁護士キム・ソクジュ」の札が段ボールに入れられ
その札をヨンウ代表が見つめるのです。
ヨンウ代表は、この時 何を思ったのでしょうね、、、。
ソクジュを失った大きさは、準部万端のヨンウ代表の事ですから問題なく、
でも、善人悪人は別にして、記憶喪失前の良好な関係の時があったわけですから
思う事はあったでしょう。


ヨンウ代表がソクジュを弁護士として大切に育てたかは分からない、、、
ある意味、ソクジュが大きくなる能力があったとも言えるから。
でも、大きく輝く鳥をチャ・ヨンウ法律事務所の籠の中に入れ、大切に扱ってきた。
その鳥が自分で扉を開けて飛び立つ日が来るとは思いもしなかったか、、、
こればかりは想像の世界で、、、ヨンウ代表のそんな心情を語るシーンが来ることを希望。



*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜


こんな風に、つらつらと書いていますが、12話を視聴して、
いつものように日本語待ちの状態は致し方ない。
でも、ソクジュの父親を頼った中小企業の社長達が為替関連の金融商品で
大きな被害を被った事件に対し、さまざまなアドバイスを与え、
その事件が詐欺まがいの事件である事から、担当のイ検事にコンタクトをとる。
次回、イ検事の事件のアドバイスをするであろう程度は理解できる。

それで次回イ検事と「どうしちゃったの、、この間から」「記憶喪失なんだ」的な会話が
あるような気がする。
そろそろ、記憶喪失である事が多くの人が知るようにならないとと思うが、どうでしょう。
変わったソクジュを助けてくれる人も当然いるが、記憶喪失を盾に戦ってくる人、、
例えばヨンウ代表とか、裁判を通して何かあってもいい気がする。

12話を視聴して、少し重い、、、のだ。
理解が云々ではなく、弁護士の職業倫理が悩ましいと言うか(笑)
「白い巨塔」の医師としてどうあるべきか的な倫理の方が明解でスッキリする。
法曹関係の知人がいない事もあるので、考えた事も無かったが
弁護士って矛盾の世界と背中合わせの場合もあり、そのことが私の頭を混乱させる。
それが重くてならないのだ。

12話で、ソクジュは中小企業社長のドラマの中では「弱い立場」側としてアドバイスする。
という事は、チャ・ヨンウ法律事務所は横暴な銀行側で法の抜け穴を探し、どんな手段を
とっても勝つことが求められる、強い者、権力のある者、お金の有る者の味方で
ソクジュが「善」ならば、チャ・ヨンウ法律事務所は明らかに「悪」で描かれる。

ジユンは「疎外された人のを弁護したい」という気持ちで弁護士になった、、、。
今のキム・ソクジュはどうなのだろうと、、、聞いてみたい心境なのだ。
それは「弱者」でしょうというのが、愛と正義と勇気のドラマの王道なのかもしれない。
ドラマは、ドラマ、、、と視聴すべきである。
でも、弁護士が『「弱者」だから助けてあげたい』という気持ちで手を差し伸べるなら
それは違うでしょうーーーと私は思う。

『「弱者」だから助けてあげたい』という高い志が純粋ならば猶更、危険性を感じるべきだ。
少し前に日本でも、そんな弁護士の話題がニュースで流れた。
「弱者」「被害者」「強者」「加害者」を法的に決めるのは、裁判官だよね、、、。
そして、その裁判が公平に行われる為に依頼人の為に働くのが弁護士なわけで、、、
余程、歪んだ人間なのだと思う、私は。
ただ、余りに「弱者の味方」の旗振りをソクジュがすると、ドラマとはわかっていても
現実との違いに冷めてしまいそうで、、、、。

ソクジュの父親が人権派弁護士で国会議員にまでなった有名な人であったことは
記憶を失ったソクジュに父親の説明をする際にジユンが言っていました。
「この事務所で知らない人はいません」とまで(笑)
でも、この「人権派弁護士」って言葉には、個人的には「?」的な人なので、、、
日本では弁護士法で
「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」
と定められている。弁護士は人権を擁護するのが任なわけで、わざわざ「人権派」と
自分で名乗る人程、胡散臭いことは無いと思う。
でも、ソクジュの父親はそういう意味合いではなく、立派な弁護士だったでいいのだと思う。

アルツハイマーで記憶障害が出ているソクジュの父親が、中小企業の社長さん達の
話に耳を傾け、アドバイスを送る姿を少々驚き、それでも嬉しかったでしょう。
これも日本語訳で視聴しないと分からないけれど、弱者の味方になった息子が嬉しいと
いう受け取り方も出来る。でも私は少し違うんだな、、、、
弁護士である父親ならば、弁護士として理想と現実の矛盾を通り抜けてきた人なわけで
強い者、弱い者ではなく、弁護士を頼って来た全ての人に満足する形で応えられなくても
(仕事を断る場合も当然あるから)、その時に弁護士として出来得る限り依頼人の気持ちに
添うことが出来る息子ソクジュが嬉しかったのではないかと思うのだ、、。

12話、、、得体の知れないテーマの宿題を出された気分の管理人である。




・・・・・・・・・・・・・・ 追記

こう言う記事を書くと、一般的に管理人は結構気にする傾向があるように思う。
自分がお邪魔する立場の時には、「ない」と今さっき読ませて頂いた記事の訂正削除に
びっくりする事もたまにあったかな、、(笑)

さて、「追記」としまたが、基本的に内容を変える気は全くなく、、、
ただ自分の思っている事を文字にできないもどかしさでいっぱいではあります。
基本的にJewelはコメ欄を閉じていますが、お客さまのご意見を全く受け付けないつもりはなく
必要な方はJewel Time Galleyサイド下方のメールフォームからメッセージを送ってくださる
ので、このような閉鎖的な空間にしています。
これは、お客さまとwebを超えた関係を望まない代わりに、今日のような個人的意見が強い
場合に、誰にも気にせず書く自由を私が望んだからであります。
、、、でも、上手く書けないもどかしさ☆

あのですね、、、
弱者救済を批判しているつもりは全くなく、弱者は救済されるべきです。
ただ、何をもって「弱者」とするかは、非常に難しい問題であると思うのです。
社会的保障での弱者は必ず救済されなければなりません、、、
ですが、今回の場合、中小企業の社長さん達が金銭被害を受けている事実は被害者であり
弱者と判断材料になっても、それが全てと思うと非常に危険だと思うのだ。
一歩間違えれば、ジユンと同じになる、、、。

弁護士のHPでも「正義の為の」「弱者の為の」と言う言葉が躍るが、凶悪な殺人を犯した
容疑者にも必ず弁護士が付くように決まっているのだ。
そんな観点から言えば、「弱者を弁護する」事がただ偉いという考えは危険だと思ったりする。だから、ソクジュに「弁護士とは」と問うてみたい心境なのだ。

歪んだ管理人、余りにキラキラ純白な心のソクジュ過ぎると眩しくて、、見てられない。
これぞ、管理人の矛盾という事で、悪しからず
















cookpine at 10:22|Permalink

2014年06月16日

まずはチョン・ジウォン登場



12話日本語付きを視聴した☆
やっぱり、「改過遷善」は面白い
特に12話程度の金融用語なら何とかなりますよね、、、、
これが海を渡ると言う距離なのかと思うが、「改過遷善」には実際にモデルになった
事件が存在しているわけで、その予備知識の有無はドラマの理解度に大きく影響する。
でも、それでも「知りたい」「分かりたい」と思わせる「改過遷善」の毒を感じる
今日である。


まず12話は、11話回想シーンを経て、チョン・ジウォン登場!
ソクジュが去った直後の微妙な空気に現れたのも運命と思うべきでしょう。


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どうでもいい話題ですが、、

・パク・サンテ弁護士は高校の後輩

・ソクジュが大きな荷物を持って出て行った事を尋ねる。
(やっぱりね、、と言う感じですが、ソクジュへのライバル心というか
何かあったのかしら、、、)

・丁寧にジウォンを扱うヨンウ代表に対し
私は、もう判事ではありません
辞表を出す時に判事の地位や待遇すべてを置いてきました。
そのようなものに未練はありません、、、と。
この様子から、ヨンウ代表は「勝負師の気質があると」お喜びのご様子、、、

・チャ・ヨンウ法律事務所は5階~36階までを使っていて
金融部門は21階から、36階は代表の部屋に近いから嫌う人が多く
ソクジュは気にしないタイプだったとパク・サンテ弁護士が説明
ジウォンは「くださる場所で適応いたします」と、、、
(腰が低くて礼儀正しくスマートな青年なのに、ヒールソクジュも真っ青の
弁護士になっていくのねーーーー)

・備品といいつつ豪華デスクセットをカタログから選ぶ、、
オフィスで長時間過ごすからソファベッドでも普通のソファーでも好みでいいぞーーと。
あっという間に決めたジウォンに「こんな大まかな判事出身は初めてだ」と
パク・サンテが言えば、ジウォンが「面倒くさがりなんで」と、、、、
でも、仕事は緻密です。

・ジユンとも知り合いということが分かり、キム・サンテに「36階に決定だな」と
まわりのスタッフが、ジウォンとも知り合いのジユンに「何だろう、、、あの子は」と
少々微妙な空気が流れます。


まずは、、、登場という事で☆









cookpine at 00:24|Permalink

財閥一族



海外資金を承認しただけで、実際の資金の流れや執行については何も知らないので、
年老いた祖父に代わって罰を受けるのがいいと考え、虚偽の自白をしました


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保釈保証金 5000万円(らしい)


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そして、ジョンソンは保釈された、、、


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で、このシーンを「注目ポイント」として記事にしましたが、一瞬で終わり
その後を引きずりませんでしたね、、、


ハラボジがいて、その向こうにソクジュ、、、、
あら、、、仮病で入院していたのじゃなかったかしら、クォン会長。
そして、孫娘を見捨てるつもりだったのに「良かった」と言って、涙を流すかも、、、


まっ、問題はジョンソンかな。
彼女は、この時にどんな態度をとるのか興味深い、、、。
ソクジュの胸に飛び込み「有難う」なんて言いそうな女性じゃないしなぁ。
でも、ハラボジや叔父さん達の声を振り払い、ソクジュの前に堂々と立ってほしい。


こんな事を記したのですが、ハラボジは「苦労させたな」と
でも、財閥一家の腹黒さは変わらない、、、、
ジョンソン保釈前の父子の姿から感じることが出来ます。


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「結婚はさせないでしょう」という長男、、、
要するに、家の一大事に役に立たないならまだしも、煽るような事をする奴と結婚
させるなど意味がないから、法曹界の他の人を探しましょうという事です。
、、、弁護士を探す?じゃなくて、この財閥の助けになる弁護士を家族にすることで
自分達が利益を得ようと言う最低な人たち、、、


さらに、ハラボジも「ジョンソンの意志もある」などといいながら
今回の件でジョンソンが「別れる」と言うのを密かに期待しているようにも感じる。
最後に、「このままじゃ、ジョンソンは母親のようになってしまう」と、、、


って事は、ジョンソンは13話以降で家を出るんじゃないかと、、、
えっ、強引過ぎる?
私、ベバのような「不足の愛」が大好きな人間でも、このままジョンソンが消えたら
全く意味ないような気がして、、、、。
それに母親の事を語ったハラボジが伏線でなければ、これも意味なしのような気がする。
、、、、って言うか、このまま財閥一族に留まるしか考えられないジョンソンならば
家族の為に役に立つソクジュ以外のどなたかと結婚すべきでしょう、、と思う。
逆に言えば、この一家が財閥とは言えこのレベルというのはソクジュなら理解できたはずで
ヒールソクジュが結婚を受け入れるメリットって何だったのかしら、、、
法定管理に入る状態であることも知っていたわけで、、、この結婚は謎だらけだ。


で、話を戻し、保釈されたジョンソン、、、、


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有難う、、、大変だったでしょう


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私が起こした事にジョンソンさんが巻き添えになったのですから


ジョンソン、、ハラボジをはじめとする家族に「先に行って、待ってて」と
自らソクジュの前に堂々と立ちましたね。
まっ、ここで涙を見せないのがジョンソンらしいかっ(笑)
でも、さすがに「有難う」は言うんだなと思った管理人です。


ユリムグループ事件って、これでお終いですかね、、、
法廷ドラマと言っても、法廷での裁判がメインで白黒はっきりしよーーーぜ的なドラマでは
ありませんから、いいといえばいい。
でも、ソクジュがヨンウ代表にも「責任のある人が責任を取って欲しい」と言っていただけに
ハラボジと大バカ息子2人が揃ってジョンソンの迎えに来ると、「なんだかな」と思ったりする。











cookpine at 09:15|Permalink

2014年06月17日

お勉強してみましょうか、、、



12話に登場する「為替デリバティブ」、、、
金融関係にお勤めの方は、読まれる必要もないかと思います。
私、、、その業界も素人なので(笑)
一体、どこの世界なら語れるってうのよね、、、(゚∀゚)アヒャヒャ

今回の事件のモデルとなったのは「KIKO」
「knock in knock out」を略して「キコ」と呼ばれるものです。

韓国では、2008年の急激なウォン安により、銀行から輸入企業に対して
販売されていた為替リスクヘッジ商品「キコ」により、2000社以上の
中小企業、大企業が巨額損失を発生した。
 

被害企業は、直ちに「KIKO」被害共同対策委員会を設立し、同委員会を中心に
213社が販売銀行相手に集団訴訟を提起した。これまで地裁、高裁で殆どの事件で
判決が下され、一部の事件は上告審に至っている。

2010年頃までは被害企業が敗訴する例が非常に多かったところ、2011年頃から
2~5割の範囲で銀行の損害賠償責任が認められるようになり、2012年8月23日、
ソウル中央地裁が、企業の被った損害の6~7割について販売銀行に賠償責任を認める
判決が出た。判決文は、本件商品のような構造化された場外派生金融商品の場合、
「企業の利害に直接関連する重要な内容となる為替変動に伴う損害発生リスクについて
銀行と同水準で認識できるようになるまで説明する義務があるにもかかわらず、
これを怠った」として説明義務違反を認めての判決になります。



分かりにくいですかね、、、、、
実は日本でも同様の事件が2006年頃にありまして、、、
分かり易い記事がありますので、お借りして参りたいと思います。

DIAMOND onlineさまから引用

M銀行を中心として、大手銀行が売りまくった為替デリバティブ商品が、多くの中小企業を苦境に追いやっている。円高の進行で多額の損失が表面化、倒産の危機に瀕しているのだ。
なかには販売方法に問題があるケースも散見され、経営者たちからは怨嗟の声が高まっている




通貨オプションを契約した会社の元には、毎月200万~300万円の支払いを求める書類が届く。
今の円高基調が続けば、経営に行き詰る企業が増える可能性は高い
ドラマでは3年契約の1年目で、残りは2年あるとのこと。毎月の支払いが高額で、真っ当な企業
でも持ちこたえるのは不可能だと被害者の訴えがあります。
また、ソクジュはパク・サンテに外国資本銀行の韓国支店で、この商品を扱わなかった銀行の
協力者を紹介してもらい、通貨オプションが投資側、銀行側で同一条件なのか確かめさせます。
ところが、両社の条件には明らかな違いがあり、協力者も「詐欺まがいの事」と評価します。

 

 「これからは間違いなく円安が続きますよ」

 電子機器の輸入販売会社を経営するAさんが、メインバンクであるM銀行の担当者から、こう言われたのは2006年夏のことだった。

 円安になれば輸入価格は上がる。そのリスクを回避する手段として提案されたのが「通貨オプション」という、聞きなれない商品だった。

この「通貨オプション」がドラマでも出てきますが、ソクジュ曰く「販売した人も計算できないいし、銀行のソフトでないと計算は不可」と。(前述済み)

 Aさんは金融取引の知識がほとんどなく、商品の説明は難しい用語ばかりで理解できなかったが、とにかく円安の恐怖ばかりを植えつけられた。そして、銀行に言われるがままに契約を結んだ。

 ところが、08年9月のリーマンショックを境に状況は急変する。円高が進むなか、銀行からは毎月200万~300万円の支払いを求められ、約6年分の営業利益がわずか1年で吹き飛んだ。

 契約期間は5年。Mに解約を頼んだものの、違約金として約7000万円が必要と言われ諦めた。数千万円の個人資産をなげうって支払いを続けてきたが、ついに資産は払底。景気低迷の追い打ちで資金繰りに窮し、今夏には銀行への支払いができなくなった。
ドラマでは契約翌日に解約を申し入れたが違約金2000万円を請求されたと被害者の弁。
それに対し、ソクジュは結果的に2000万払っても、その方が得策だったと、、、、


手数料ゼロに潜む大きな為替リスク

 通貨オプションとは、為替デリバティブ商品の一種で、あらかじめ決めた価格で外貨を売買する権利のことだ。これを売買することで為替の変動リスクを回避できる。

 契約時、銀行へ支払う手数料は大半の場合、無料だ。それどころか時には利益を得ることもできる。

図で説明しよう。


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実勢レートが1ドル=120円のときに、輸入企業X社が「1ドル当たり100円で毎月10万ドルを購入する権利」を取得すれば、実際は1200万円必要なのに、1000万円ですむ。つまり、毎月200万円の利益を得られるのだ。

 だが、うまい話には裏がある。実勢レートが1ドル=80円と、行使価格を割り込んだときはどうか。X社は毎月600万円もの損失を被る契約になっている。詳しい説明は省略するが、X社は「銀行から10万ドル買う権利」を取得する見返りに、「X社に30万ドルを売る権利」を銀行へ渡しているのである。

 本来、X社は円高になれば権利を行使せず、市場で売買することで円高のメリットを受けられる。ところが実際には、メリットどころか、多額の損失を被るハイリスク商品だ。

 さらに「ギャップ」「ノックアウト」などと呼ばれる銀行側に有利な契約を結ばされるケースも多く、企業が受け取る利益は限定され、損失は拡大する。契約期間は5~10年と長く、解約の際には、契約内容や為替レートにもよるが、おおむね数千万~数億円もの違約金が必要となる。これが手数料ゼロのカラクリなのである。

 一方、銀行は通貨オプション契約の反対売買を市場で行い、為替リスクを回避する。契約には取得コストにマージンを乗せた行使価格を設定することで、利益を先食いできる。

 Mによれば、通貨オプションの販売のピークは04~05年頃。07年以降は円高が進んだことで販売件数は減少し、特に08年秋のリーマンショック以降は大幅に減ったという。

 販売のピーク時は、政府による「金融再生プログラム」で各銀行が不良債権処理に追われていた時期に当たる。融資が厳しいなかで、なんとか収入を上げようと通貨オプションに傾注したと見られる。
「通貨オプション」を銀行側もきちんと理解し、購入者に説明の義務を果たしていたのかが最大の問題であるとチャ・ヨンウ法律事務所も、検察イ検事も考えています。



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何となくご理解いただけたでしょうか?
参考までに、もう1つ記事を引用掲載いたします。ご参考までに


東京先物証券被害研究会さまから引用

為替デリバティブ取引とは

為替デリバティブ取引とは、通貨オプション取引またはクーポンスワップ取引を組み合わせたもので、あらかじめ定めた一定の価格で外貨を売り買いしたり、円建ての利息と外貨建ての利息を交換したりするものです。

大手の銀行が優良中小企業等に対して為替デリバティブ取引を勧めた

2004年から2007年頃にかけて、一時1ドル115円から120円くらいまで円安が進行しましたが、その頃大手の銀行は、優良な中小企業等に対して、円安時に利益が受けられる商品として為替デリバティブと呼ばれる商品を大量に販売しました。ところが、2008年のリーマンショックの頃から一転して円高が進んだために、多額の損失を受ける企業が続出し、本業が順調であるにもかかわらず会社の維持が難しくなるという事態も発生しています。

金融庁が公表したところによれば、平成22年(2010年)9月末現在で、デリバティブ契約を保有している企業は1万9000社、契約数では4万0500件とのことですが、円安時に販売されているのですから、ほぼすべての契約で多額の損失が発生していると考えられます。

為替デリバティブ商品のパターン

商品のパターンは一様ではありませんが、契約期間は5年から10年と長期にわたり、毎月~3ヶ月ごとに決済が行われ、決められた相場よりも円安であれば利益が発生し、円高であれば損失が発生します。

定型的なデリバティブ商品の損益パターン(為替相場の変動と損益との関係)は次のようなもので、100円/ドル前後を損益分岐点とするものが多数です。比較のために、一般的な為替予約の損益図も掲げておきます。

        ギャップ・レシオ型①             ギャップ・レシオ型②
ギャップ・レシオ型①とギャップ・レシオ型②

        ノックアウト型                ノッチ型
ノックアウト型とノッチ型

(参考までに)一般的な為替予約
一般的な為替予約

為替デリバティブ取引の問題点

為替デリバティブ取引は、企業が為替相場の変動に伴うリスクを回避するものとして販売されましたが、次のような問題があります。

商品設計の問題

これらの商品は、限られた円安の局面では利益が得られる一方で、一定限度以上に円高が進むと利益が一気にゼロになったり一時に多額の損失が発生し(ギャップレート)、しかも円高の局面では為替相場の2倍ないし3倍に比例した損失を発生する(レシオ、レバレッジ)というのが典型ですが、条件が複雑で、リスクの質・量が理解しづらいです。一般的な為替予約と異なり利益と損失が非対称であり、為替リスクヘッジの手段としての合理性も大いに疑われます。

また、長期の為替変動を予測することは困難であるにもかかわらず、これらの契約は契約期間が極めて長期に設定されているため、円高に振れた場合のリスクは際限がなく、中途解約しようとすれば多額の違約金を請求されるため、事後的なリスクコントロールが不可能です。

さらに、契約時の費用がゼロに設定されていることから(ゼロコスト)、リターンとリスクが互いに見合っているはずですが、顧客はそれを検証することが不可能です。

販売方法の問題

これらの商品の販売は、銀行からの積極的な勧誘によって行われ、販売当時の円安時には直ぐに利益を得られることから、円高になった場合のリスクを十分に説明しないまま、勧誘・販売していたケースが多数です。

また、為替リスクヘッジの需要が小さい、あるいは全く需要のない企業に対してもこられの商品を勧誘し、かえって本業を圧迫させる結果になっています。

銀行が、相手方企業に対する融資取引関係における優位性を利用してデリバティブ取引を勧誘したと見られるケースもあります。

被害救済の方法

訴訟手続で損害の賠償を求める手段のほか、早期に解決する手段として、裁判外の紛争解決手続(金融ADR)を利用する方法があります。


あくまでも「為替デリバティブ」のご紹介であります、、、。
ドラマを視聴する上で参考になる方がいらっしゃれば幸いです。
ドラマに於いての事件の流れは水曜放送前までにはupしたいと思いますが
今日は余り時間がないので、、、






cookpine at 08:11|Permalink